そんなに? あんなに?

中国では、「这个」、「那个」 という二つの指示語があるに対して、日本語では、「この、その、あの」と三つあります。ぼくはまだ「この、その、あの」を使いこなしていない。この前のブログ「最後まで頑張ります」で「そんなに細かいものを作った国の人だから」と書いた。「あんなに細かいもの」と言うべきじゃないかと指摘された。いったいどう違うか。

「中国語はじめの一歩」(木村英樹著 ちくま新書)によると、「日本語には対象との遠近の差で使い分ける「こ」と「あ」のほかに、対話の相手(聞き手)の領域に属する対象を指す「そ」があります」。

つまり、こういうことだ。

中国語なら、
                那个  
              
           A     这个      B


自分と相手の間なら、「这个」を使い、それ以外は、「那个」を使う。

日本語は、 もしぼくは「A」だったら、以下のようになる。
        
                  あの  
              
           A この        その B

なので、この場にないものは、「そんなに細かいもの」といわずに、「あんなに細かいもの」と言うべきだ。

ただし、「そんなに」も問題ないとおっしゃる日本人がいます。その方にとって、ぼくが中国人なので、中国のものを褒めているので、ぼくの領域に入っている、なので「そんなに」を使っても良いという文脈になるかと思います。
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by nschinese | 2009-04-07 21:51
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